LSDの後遺症 フラッシュ バック

病理学を研究している友人に会った。論議は薬物使用と後遺症に及んだ。昨今、規制が厳しくなったが数年前まで研究目的に使用が出来たという。合成麻薬LSDを投与されて実験に参加した人の話によると「部屋全体が色彩の渦に包まれているような体験だった」という。ピアノを弾くと、音が色となって鍵盤から出て周囲を飛んだ。しかし、後遺症があった。薬効が切れた数日後、何を聴いても砂を噛むような味気がないという。LSDのせいで全ての「感動の素」を使い果たし、現実感を喪失してしまう。
覚醒剤取締法違反で起訴された元プロ野球選手、清原和博(48)被告が釈放され入院した。ファンや球界の信頼を取り戻すには、薬からの誘惑を断ちきる日々を地道に重ねる以外はない。乱用者の中にはフラッシュバックと呼ばれる幻覚や妄想の再燃に悩む人が多く、離脱への道は生涯続くと指摘した。