じゃじゃ馬娘から大統領へ

フィリピンの次期大統領候補に、ロドリゴ・ドゥテルテ大統領の長女でミンダナオのダバオ市長、サラ・ドゥテルテ氏(40歳)が最有力候補に浮上してきた。

フィリピンでは5月13日、統一国政・地方選挙(中間選挙)が実施され、上下両院議員(上院半数の改選12議席、下院約300議席)や首長らが選出された。

ドゥテルテ大統領の任期前半3年間への信任選挙だったが、3日発表の同大統領の支持率は同政権過去最高の81%に達し、地元メディア速報によると本戦でもドゥテルテ派が圧勝・勢力拡大を果たした。

今後の政権運営に影響を与える上院選には、ドゥテルテ大統領の最側近の特別補佐官、前警察長官らが出馬当選を果たした。選挙戦は、まさしくドゥテルテ陣営の独壇場で、同氏の独裁強権体制が残り3年の任期後半も維持されることとなった。

今後は、 死刑制度復活や刑事罰適用年齢の引下げ、さらには大統領再選を禁止する現憲法改正に伴う大統領任期延長論などの議論が活発化する。

じゃじゃ馬娘から大統領へ」への1件のフィードバック

  1. 「フィリピン政治を牛耳る有力一族一派を取り込むことで、3年後の自らの大統領選の地固めを進めている。今回の中間選挙でも全国を行脚し、政界での知名度アップに躍起だった」大手メディアの評判。

    中間選挙が始まった2月、サルバドール・パネロ大統領報道官は「サラが、父親の後継として大統領になっても驚かない」と公言。さらに、「実際、サラを次期大統領に担ぐ動きもある。なぜなら支持者は彼女とドゥテルテ大統領が瓜二つで、聡明さ、度胸度、手ごわさではむしろ際立っていると」と太鼓判を押している。

    政府高官として初めて、次期大統領選にサラの出馬をほのめかした格好だ。
    彼女の豪腕ぶりに、ドゥテルテ大統領も「ドゥテルテ一家は、(俺でなく)サラが牛耳っている!」とさえ言う。

    フィリピンのトランプとの異名をもち、ダバオ市長時代は容赦のない犯罪対策で「処刑人(The Punisher)」と恐れられた父親も頭が上がらない強者のようだ。そうした彼女の本性は、ドゥテルテ氏が大統領選挙戦に出馬する数年前に広く知れ渡るようになっていた ღ

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