「はれのひ」社長詐欺で逮捕

今年1月8日の成人式で、新成人が振り袖を着られないトラブルを起こした晴れ着のレンタル販売会社「はれのひ」神奈川県横浜市が、銀行から不正に融資を引き出したとして、神奈川県警は詐欺容疑で篠崎洋一郎社長(55)の逮捕状を取った。篠崎社長は23日午後、海外から帰国する予定で県警は成田空港到着後、事情を聴く。捜査関係者によると、篠崎社長は2016年9月、千葉県柏市に新店舗を開店する名目で、売り上げを5000万円水増しした15年9月期の決算書類を神奈川県内の銀行に示し、3500万円の融資を受けた疑いを持たれている。柏店は16年11月に6店目としてオープン。同社は14年以降に東京都八王子市などに計5店を開設し、店舗数を拡大していく過程で債務が広がったとみられる。破産申立書などによると、16年9月期の決算で以前の決算の修正による特別損失約1億5000万円を計上し、約3億1900万円の債務超過に陥った。修正損は売り上げや在庫の過大計上が原因で、16年9月期までは決算を改ざんし粉飾していた可能性がある。

「はれのひ」社長詐欺で逮捕」への2件のフィードバック

  1. 経営破綻した「はれのひ」の債権者集会が20日、同市内で開催された。約70人の参加者に、破産管財人の弁護士が顧客への返金が困難な状況などを説明したが、篠崎洋一郎社長(55)は姿を見せず、債権者は「また逃げるのか」と憤った。
    集会は非公開。参加者によると、破産管財人から、負債総額が概算で約10億8500万円に上るのに対し、資産は社内に残った着物約820着などしかないとの説明があった。また、篠崎社長は海外にいるとみられることが伝えられると、参加者から批判の声が上がったという。

    破産管財人の増田尚弁護士によると、「はれのひ」が営業を停止した後、約1040着の着物があり、購入者を特定できた約220着は返却。残る約820着については東京都内の取引先に約1600万円で売却し、来年以降の成人式に向けて「はれのひ」とレンタル契約をしていた人は、無償で借りられる。増田弁護士は「破産手続きはこの日で終了した」と述べた。

  2. 篠崎元社長の逮捕容疑は、業績をよく見せかけるなどうその内容で横浜銀行(横浜市)に融資を申請し、2016年9月に3500万円をだまし取ったというもの。

    捜査関係者などによると、同社は新規の出店で金融機関からの借入金がかさみ、15年9月期決算で債務超過に陥った。しかし、架空売り上げの計上で債務超過を隠すなどし、その後も融資を受けて出店を継続。16年9月期決算ではさらに債務が膨らんだ。一方で篠崎元社長は15、16年9月期の2年間で、約9千万円の報酬を得ていたという。

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