立憲民主党代表代行蓮舫氏と菅首相のコロナ応酬
参院予算委員会で菅義偉首相と立憲民主党の蓮舫氏が新型コロナの医療提供体制を巡って応酬を繰り広げた。
蓮舫氏は首相のコロナ対策に発信力不足を繰り返し責め立てた。拗な追及に首相が色をなして反論する。
首相は「大変申し訳ない思いであります」と陳謝。蓮舫氏は「もう少し言葉はありませんか」と追及の手を緩めなかったた。首相は再度「心から大変申し訳ない思いであります」と頭を下げた。
更に、蓮舫氏は「そんな答弁だから言葉が伝わらないんですよ。そんなメッセージだから国民に危機感が伝わらないんですよ。貴方はは首相としての自覚や責任感、それを言葉で伝えようとする、そういう思いはあるんですか!」と激しい言葉で畳みかけた。
広がる絶望!
国民は「リーダーの言葉」の重要性を重視する。
だが、この国のリーダーたちは“言葉”を持っていない。
「はい、そうです」現在の“リーダー”菅義偉首相もその1人で、とにもかくにも「言葉のなさ」にがっかりされっぱなしなのだ。
リーダーの武器は「言葉の力」のはずが…。
国会では、常に原稿を棒読みし、ぶら下がり取材でさえ原稿を読み上げる始末だ。数日前から前を向いて話すようになったが、そこに「自分の言葉」はない。
「もともと、言葉ではなく行動で示すタイプ」だの、「新型コロナウイルス対策については、担当大臣が頻繁に会見しているので、自分がわざわざ目立たなくてもいいと考えている」だの首相の周辺の人たちは擁護しているようだが、リーダーが持つ言葉には、どんなにナンバー2が持とうとしても持てない重みがある。
「リーダーの言葉」で、部下はちゃんと自分たちのことを分かってくれている。「自分たちのやっていることを見てくれている」と安心し、「頑張ろう」と希望をもち、躊躇わずに前進する勇気を持つことができる。
この「言葉の力」こそが、リーダーというポジションについた人だけが手に入れることができる、最高の武器だ。日本のリーダーである総理は、1億3000万人の国民に「勇気と安心と希望」を与える力を手にすることができるポジションである。
なのに「自分の言葉」がない。