人を苦しめた人間の99%がその報い受ける ღ
小雨降る7月15日、中国人投資家約100人が日比谷公園から東京地裁まで「山本一郎カネを返せ!」とデモ行進した。
山本一郎とは、1995年「未常識経済理論」を実践する経済革命倶楽部を主宰、約1万2000人のから350億円を集め、詐欺罪で起訴された。
懲役8年の実刑で服役。出所後、再起を図って、「競球」というカジノ事業を考案、競球ホールディングスを起ち上げて会員募集を始めた。これまでに約1万人の会員から100億円を集めたという。
高利で月に20%に達するという。普通に考えれば不特定多数から高利で金を集めることは出資法違反だが、山本氏の理屈は「会員から借金しており、金利ではなく高額の謝礼だ」という。
呼称はともかく「104万円預けたら9ヵ月後に180万円」「456万円預けたら9ヵ月後に900万円」という利回りの高さと毎月均等に元利が支払われる条件の良さに人々は群がった。
デモ参加者のひとりが言う。
「圧倒されるのは金利の高さと山本が机の前に積み上げた札束。一時は、何億円も積んで顔が見えなくなるほどで、話はうまいし著名人との付き合いもあるということで写真も見せられた。儲かっている人の紹介だし、大丈夫だと思った。昨年9月から支払いはストップ。完全に騙された!
山本 一郎、1973年1月4日東京生まれ。日本のブロガー、著作家。慶應義塾中等部、慶應義塾高等学校を経て、1996年、慶應義塾大学法学部政治学科卒業。国際電気へ就職したが半年で退社。その後、調査業の業務を行う。2000年、ゲームの企画・制作を行う企業「イレギュラーズアンドパートナーズ」を設立を設立し、代表取締役。 電子掲示板2ちゃんねる運営のための法人を西村博之と共同で設立したが、2ちゃんねるへの関与は2002年に終えたとしている。