近年、不良グループ 通称「半グレ」が繁華街などで幅をきかせていている。芸能人との関係も生まれ易くなっている。振り込め詐欺や脱法的ビジネスで多額の収益をあげている人間もいて、「カネの力」にものをいわせ、共通の知人などを通じて芸能人の交遊を広めている。
半グレ組織に所属していた都内の30代男性は「芸能人の知り合いは沢山います。繁華街で遊ぶ芸能人とは自然に共通の知人に紹介され、クラブや飲食店、高級キャバクラなどで高額をおごるなどし、飲む仲になる」と説明した。そして俳優や歌手、女性タレントの名を複数挙げた。
半グレ側としては、芸能人の友人がいることでステータスになり、一方で男性は「芸能人の中には、我々から女性を紹介されたり、薬物を入手するため、交流している人もいた」と話す。落とし穴も多い。この男性によると、半グレと交流があった男性俳優は、女性とのトラブルが原因でクラブで土下座させられ、証拠写真を撮られたという。
男性は「ほかにも、半グレメンバーと一緒に薬物を使用しているところを、別のメンバーに動画撮影され、その後、恐喝された芸能人もいた」と証言した。不良組織に詳しい捜査関係者は「半グレは指定暴力団と違い、交際の線引きが難しい側面もある。芸能人は、より注意を払って繁華街で飲んだ方がいい」と指摘する。
カラテカ・入江慎也(42)が吉本の芸人を詐欺グループの忘年会に仲介して出席させ、吉本との専属契約を解消されたのが今月4日である。7日発売の「フライデー」がこの問題を報じることを受けて、吉本側が6日、入江との契約解消などを発表した。
この時点で、タレント側は吉本の聴き取りに対しても、フライデーの直撃(宮迫は『もらってへん』と返答)にもギャラの受領を否定していた。松本は9日のフジテレビ「ワイドナショー」で、「ギャラはもらってない」との出席者の主張について、「正直言うと僕は(ノーギャラってことは)ないと思いますね」と苦渋の表情でコメント。「何らかのお金は出てると思う」という見方を示し「何のお金も出ずにあれだけのサービスするってのはないと思います」と違和感を口にしていた。