日大のドン・田中理事長逮捕

私は何も知らないしお金も受け取っていない…

11月29日 東京地検特捜部は日本大学理事長の田中英寿容疑者(74)を所得税法違反の疑いで逮捕した。

日大のドン・田中氏の素性や9月の家宅捜索時に田中氏宅から見つかった約1億円の現金、「日大利権」の実態について報じた週刊文春の記事を再公開する。

週刊文春 2021年11月11日号は、田中理事長宅に2度目の家宅捜索で幕を開けた、日本大学附属板橋病院の建て替え工事を巡る背任事件は、約2カ月が経過したが、日大のドンこと田中英寿理事長(74)は、駿河台にある日本大学病院の特別室に籠り、今も強気の姿勢を崩していない。

板橋病院の件では、日大から、設計担当の佐藤総合計画に払った着手金約7億3000万円のうち、2億2000万円が不当に流出、そのスキームを主導し、約2500万円を受け取った疑いで日大の元理事で田中氏の最側近だった井ノ口忠男氏が逮捕され、さらに1億円を受け取ったとして大阪市の医療法人『錦秀会』の前理事長、籔本雅巳氏も共犯として逮捕。捜査の行方は、日大の最高権力者である田中氏の関与と金銭の授受が焦点になっている。

日大のドン・田中理事長逮捕」への1件のフィードバック

  1. “頂上決戦”
    と称して、田中容疑者の立件に意欲を見せてきた検察側は、今年9~10月に東京・阿佐ヶ谷の田中容疑者の妻・優子氏が経営するちゃんこ屋兼自宅を2回、家宅捜索した。

    その際に部屋から2億超の現金が見つかり、特捜部は所得税法違反の疑いがあるとみて調べを進めていた。

    「特捜部は、井ノ口被告から理事長に渡った1000万円の銀行支店の帯封をも家宅捜索の際に押収している。今回、特捜部は田中理事長が井ノ口と籔本両被告から受け取った現金を意図的に隠していたとみなし、所得税法違反での逮捕に踏み切った。

    今後、田中邸から押収した現金と背任事件を結びつけられるかが捜査の焦点となる。

    田中容疑者が「俺が逮捕されるようなことがあれば、今まで政治家に渡した裏金のことも全部ぶちまけてやる」と語っていると、10月11日配信の「文春オンライン」が報じている。果たして、パンドラの箱は開かれるのか?

    籔本被告は安倍晋三元首相のゴルフ仲間として首相動静にも何度も登場してきた人物。日大のドンの口からどんな爆弾発言が飛び出すのか今後の捜査次第で、日本中の注目を集める事態になりそうだ。

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