羽賀研二は3度目 写真は野崎史生容疑者
元タレントの羽賀研二(63)が25日、司法書士長野崎史生(57)や元妻、暴力団組長ら6人と逮捕された。
容疑は、自身が沖縄県に所有する不動産について、虚偽の登記・強制執行を妨害したとされる電磁的公正証書原本不実記録だ。
羽賀研二の逮捕は3度目だが、逮捕者の中に現役の日本司法書士会連合会の副会長が共謀していることだ。6月22日は、ちょうど同連合会の定時総会で役員改選が行われている。
Xでは、令和版地面師、専門家の知識がなければまずできません。法律家として情けないです。司法書士連合会は、市民の信頼で成り立つ司法組織なので、厳しく処分をする必要がある。
今回の事件は、元をたどれば13年に有罪判決が確定した未公開株をめぐる詐欺事件にある。民事裁判で被害者に約4億円を支払えという判決も出ていて、羽賀の名義で持つ沖縄ビルを、1ヵ月前に作った羽賀容疑者代表を務める会社名義にした。
暴力団山口組弘道会系組長、司法書士らあわせて7人が関わり、その中には、離婚した元妻もいた。この離婚は“偽装離婚”と言われていて、それも証明した形だ。
強制執行を逃れるために、暴力団の力を借りて、うまくすり抜けたと思ったのかもしれないが、世間はそんなに甘くない。これから、その償いをまたしなくてはならないだろう。
📹 羽賀研二は、虚偽の不動産登記・強制執行妨害目的財産損壊で3度目の逮捕となった。
今回の事件は、元をたどれば13年に有罪判決が確定した未公開株をめぐる詐欺事件にある。民事裁判で被害者に「約4億円を支払え」という判決も出ていて、羽賀の名義で持つ沖縄ビルを、1ヵ月前に作った羽賀容疑者代表を務める会社名義にした。
暴力団山口組弘道会系組長、司法書士らあわせて7人が関わり、その中には、離婚した元妻もいた。この離婚は“偽装離婚”と言われていて、それも証明した形だ。
強制執行を逃れるために、暴力団の力を借りて、うまくすり抜けたと思ったのかもしれないが、世間はそんなに甘くない。これから、その償いをまたしなくてはならないだろう。
羽賀研二に4億円を騙し取られた被害者は亡くなっていた!
元タレント羽賀研二らが9月25日に愛知県警によって逮捕された。
「一緒に逮捕されている暴力団組長や司法書士連合会副会長らに羽賀容疑者が謝礼を支払っていると警察は見ているようだ。容疑となっている羽賀容疑者が所有している沖縄県内の不動産物件が差し押さえをされないように登記を偽装したという。
羽賀は2001年、医療関連会社の未公開株について、知人の不動産業を営むY氏に対し「絶対に儲かるから」などと自分から購入するよう執拗に勧め、Y氏から約3億6000万円を受け取った。だが、そのときすでに医療関連会社は経営破綻状態にあった。
納得がいかないY氏はその後、羽賀に何度も返済を求める。2006年、そんなY氏を羽賀は「カネを返す相談をするから来て欲しい」と大阪のホテルの喫茶室に呼び出した。だが、そこに羽賀の姿はなく、いたのは大阪の広域暴力団幹部や元プロボクシングチャンピオン渡辺二郎らで、東京圏から駆けつけてきた弁護士の姿もあった。
テーブルの上に置かれた書類には「3億6000万円の返済について1000万円で和解する」という内容の文言が書かれていた。当然、Y氏はハンコを押すことを拒んだが、暴力団員らに脅され、最終的にはこの書類に判を押してしまう。
この一件が事件化され、羽賀と渡辺二郎らは、07年に詐欺・恐喝未遂の疑いで逮捕された。
大阪地裁で開かれた裁判では、羽賀の妻が持っていたメモ帳の内容が明らかにされた。そこにはある日付のところに「渡辺さん、3000」と書かれていた。検察は「これは渡辺二郎に対しての謝礼の金額ですよね」と追及するも、羽賀はこう答えた。
「(渡辺には)日頃お世話になっているので、(妻が)お菓子を買ったときのメモだと思います。ですから渡辺さんに3000円のお菓子という意味だと思います」
もちろん検察は、大阪のホテルの喫茶室でY氏を脅迫しハンコを押させた謝礼として羽賀容疑者から渡辺らに3000万円が支払われたものと見ていた。3億6000万円の借金が1000万円で済むのなら、謝礼として3000万円を支払ったとしても十分おつりがくる。羽賀はそう計算したのだろう。
だがこの大阪地裁での一審は羽賀に無罪判決が下る。決め手になったのは羽賀側の証人による証言だった。ところが、この証人が嘘の証言をしていることを検察は突き止める。そのため高裁では羽賀に有罪判決が下り、最高裁も羽賀の上告を棄却し、羽賀に対して懲役6年の実刑判決が確定した。
だが、数日後、Y氏の知人から衝撃的な知らせが入った。なんと今年春、Y氏は一人暮らしをしていたマンションの部屋で遺体で見つかったというのだ。どうやら事件性はなかったらしい。いわゆる孤独死だった。
「本当に可哀そうなことになりました。羽賀容疑者と絡むことがなければこんな目にはあっていなかったでしょう。Yさんには離婚した奥さんとの間にお子さんがいて、羽賀との訴訟についても相続人であるお子さんが引き継がれると思いますが、まだその話し合いの機会は持たれていません」
騙されて大損害を被ったY氏は失意の中で生涯を閉じた。だからといって、“稀代のワル”羽賀の返済義務が免責されるわけではない。「我が子に対してキッチリ返済してもらう」――それが亡くなったY氏の願いだろう。